本日も当ブログをご覧いただきまして、ありがとうございます。
今年も暑い夏がやってまいりました。
梅雨明けと同時に猛暑、連日30度超えの毎日が続いております。
この暑さには人間も参りますが、車も悲鳴を上げております。
毎日のように”エアコンが効かない”とご相談が絶えません。
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本日ご入庫頂きましたのは、東京都のK樣のお車 ベンツ W169 A170でございます。
症状としては、走行中は冷えるのですが、渋滞や信号待ちが長くなると
冷たい風が出なくなるとの事でご入庫頂きました。
早速診断する事に
ガスの圧力をチェックすると 高圧1,30Mpa 低圧0、6 Mpa
低圧側が少し高めになっております。通常通常 0,2〜0.3 Mpaの間が理想です。
この場合、コンプレッサーの圧縮が落ちているか、エキスパンションバルブの
不調が考えられます。
エアコンガスの不足ではないようです。
エアコンガスの不足の場合、ガス漏れチェックも必要となり
診断には時間がかかります。
症状と照らし合わせて考察
走行中は冷たい風が出る。アイドリング中は出なくなる。
経験上、ガスの不足かコンプレッサーの圧縮不良のどちらかの症状です。
ガスの不足では無いということは、コンプレッサーの不良という事になります。
ただし、高圧側が130出てるので、少し不安はありますが、
走行距離76000Kmと年式から考え、まず間違いはないものと思います。
ご予算の関係上、中古部品にて修理ご対応させて頂きました。
状態の良い中古部品も見つかり早速交換作業に取り掛かります。
A170はエンジンの一番後側にコンプレッサーが付いており、
比較的容易に交換作業ができます。
![](https://www.ksfactory.com/cms/design/uploads/2022/01/add1c6edd06e6dba40171e87de10cb94-300x225.jpeg)
交換後、真空引き(エアコンサイクル内の空気を抜き取り真空状態にします)
そして、ガスチャージとなります。
W169 A170は、770g(グラム)が規定量となります。
一連の作業は、スナップオンのエアコンステーションが活躍してくれます!
エンジン始動しエアコンON!
圧力チェックしてみます。
高圧側 1、45Mpa 低圧側 0,25 Mpa
正常な状態になりました!
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冷え具合も結構バッチリです。
![](https://www.ksfactory.com/cms/design/uploads/2022/01/029d38c578fdbc18aeccca680c30af33-300x225.jpeg)
あとはガス漏れをおこさなければ良いのですが、
一晩置いて翌日ガス圧チェックします。
取り外したエアコンコンプレッサーです。
![](https://www.ksfactory.com/cms/design/uploads/2022/01/364bc81a01c887fd184790eba8e72936-300x225.jpeg)
見た目は悪くなさそうですが、中身が故障しております。
ここのところ、ご入庫が多く、修理をお待たせする事も多々有りまして
お客様にはご迷惑をおかけしております。
なるべく、多くのご依頼を受け付けるべく、努力しておりますので
ご理解とご協力をお願いいたします。
それでは、また次のブログをお楽しみに!!
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