こんにちは、ケーズファクトリーの前田です。
 
今回は、メルセデス・ベンツのサスペンションアームのリフレッシュを
施工させて頂きましたので、ブログにしてみました。
 
 

サスペンションアームの劣化は体感出来るか?

 
走行距離が8万キロを超えたあたりから、フロントサスペンションの
アームについているゴムブッシュに亀裂が入り、低速走行時に
ブレーキを掛けると、ゴックンという感じが運転席に伝わってきます。
 
オーナー様本人が、毎日乗っていると判らないと思います。
なぜなら、毎日少しづつサスペンションの劣化が進み、昨日とさほど変わらない
乗り心地だからです。ですので、余程気にしていないとオーナー様には
判らない(感じられない)と思います。
 
点検整備でお預かりすると、低速走行で工場に入庫するときやリフトの
段差を乗り越えるときに、ゴックン感が伝わってきます。
 

 

サスペンションアームの故障の点検方法

 
サスペンションの点検方法は、車両をリフトアップをして点検させて頂いております。
各アーム類のゴムブッシュやボールジョイントを目視や工具を使って点検していきます。
 
サスペンションアーム類は取り付けた状態では、各部品の力が加わって
手で揺らしただけでは、ガタツキは判らないのです。
 
ゴムブッシュの部分は、明かりで照らすとひび割れや亀裂が見えます。
ひどい物は一瞬見ただけでも判断がつくほどです。
 
 

サスペンションアームの交換

 
サスペンションのアームの交換は大変な重労働です。
ボールジョイント部分がガッチリ取り付けられていますので、
プーラーという特殊な工具でぐいぐい締め込んで外します。
 
今回、交換する部品は、
  • コントロールアーム(別名 テンションロッド)
  • ロアアーム    (別名 ストラットアーム)
  • スタビライザーエンドリンク
の3本のアームを左右交換しました。
 
5月という事で、だいぶ暖かくなっていますので、
作業が終わったときは、汗だくです。
 

ホイールアライメントの点検と調整

サスペンションを分解すると、ホイールアライメントというものが
狂ってしまいますので、修理・交換後は調整をする必要があります。
 
アライメントとは簡単に説明しますと、タイヤの向きの事です。
タイヤは決められた角度に向いていないと、直進性やハンドリングに
多大な影響を与えます。
 
タイヤの辺摩耗(方べり。内べり)にもつながりますので、
規定値に調整する必要があります。
 
詳しいことは、”Googleで検索”してみてください。(手抜きですいません)
 
正し、殆どのベンツの場合、新品ロッドやアームを取付けると
既定の数値に戻ることが多いと感じます。
 
また、他のメーカーのように調整をするものがついていません。
よくロアアームの取り付け部分に偏芯したプレートがありますが、
最近のベンツにはありません。
 
従って、簡単に調整できるのはトーイン(サイドスリップ)のみとなります。
とは言っても、本当に元に戻っているか?心配ですよね?
 
カーショップやタイヤショップには4輪アライメントテスターという機械が
有りますが、サスペンションの修理後は一度測定してもらうのも、良いかと思います。
 
当店でも提携しているタイヤショップにアライメントテスターが有りますので、
ご用命いただければ、測定と調整が可能です。
 
 

ケーズファクトリー・前田からのおすすめ

 
8万キロを超えたベンツのサスペンションをリフレッシュすると
驚くほど、乗り心地やハンドリングが良くなります。
 
多少金額は掛かりますが、安心して長く乗って頂けますので、
アライメントも含め、いつでもお気軽にお問合せ下さい!!
 
それでは、また!
次のブログをお楽しみに!!
 
 

 
 
横浜市都筑区 ベンツ修理・車検の専門店
  株式会社ケーズファクトリー
 
 
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